驚がくの勝ちっぷりだった名牝の初子がⅩ(旧ツイッター)でもトレンド上位に入るなどSNSが沸いている。7月20日に行われた小倉5R・2歳新馬(芝1800メートル=13頭立て)で注目を集めたのは、2番人気(単勝4・7倍)に推されたクロノジェネシスの初子ベレシート(牡、栗東・斉藤崇史厩舎、父エピファネイア)。
ゲートが開いてからも出ていこうとせず、出てからもよれて躓いて最後方を追走。少しずつポジションを上げていったが、1000メートル通過が1分4秒8のスローペースで馬群がひとかたまりになった。序盤からかなりきつい展開になったが、最後の直線で前が空くと一気にスパート。前が止まらない流れにもかかわらず、ゴール直前で先行集団をギリギリとらえ、上がり3ハロン34秒5の末脚を繰り出して半馬身差で差し切った。勝ち時計は1分52秒5(良)。
母クロノジェネシスは2歳夏の小倉で新馬勝ち。3歳時の秋華賞、古馬になってから宝塚記念連覇を含むG1・4勝の成績で2021年有馬記念3着を最後に引退し、繁殖入りしている。
クロノジェネシス初子の勝利にSNSでは「内容は母の面影があったな」「今後が楽しみだね」「やっぱお母さんに似て頭良いんだろうね」「仕掛けどころの加速力…」「すごい末脚を見せてくれました」「期待しかないね牝馬最強世代の子どもちゃん」「めっちゃ出遅れたのに勝った」「勝って一安心です」「あの末脚は見ててドキドキしたw」「出遅れで厳しいかと思ったら見事な勝利」など驚きのコメントが並んでいる。