20日放送のTBS系「サンデージャポン」(日曜・午前9時54分)では、“サンジャポファミリー”として番組に何度も出演した女優の遠野なぎこさん(享年45)の訃報を報じ、共演者が追悼した。

 デーブ・スペクター氏は「(ドラマ)『未成年』もそうですけど、一番気持ちがつらいときに懸命に演技派女優として頑張っていましたね。

予測がつかない独自の人生観で、トーク番組でみんな緊迫して何を言うのかわからないけど、本当におもしろい方だったんですよね。残念ですけれどもね、でもいい作品も残しました」とコメント。

 藤田ニコルは「10代の頃によくロンハー(ロンドンハーツ)で一緒になることが多くて、たくさんかみ付いてくれたので助かってました」と語った。

 杉村太蔵は「ずいぶん共演させてもらいましたけどね。打ち合わせ中のときとか、CM中とか随分いろんな話をしましたけど。遠野さんにとっては必ずしも楽しい社会、行きやすい世の中ではなかったかもしれないですけど、彼女なりに必死に食らいつくようにして生きていたんじゃないかなと思って。本当に頑張りましたねと、本当にそんな声をかけたいなと。人に迷惑をかけるのが嫌な人だったんですよ。だから亡くなった後に天国で気にしているんじゃないかと思うんですよ。だけど、そんなに気にする必要ないですよと声をかけたいなと思います」と悼んだ。

 最後にMCの田中裕二が「遠野さん、ゆっくりお休みください」と話した。

 遠野さんは今月3日に都内の自宅で遺体が見つかり、警視庁が身元の確認を進めていた。

現場の状況などから事件性はないとみられる。親族は17日に遠野さんの公式ブログで死去を公表。死因について「事故によるものであり、自死ではございません」と伝えた。葬儀は近親者のみで執り行われるという。

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