第107回全国高校野球選手権北北海道大会の準決勝が21日、エスコンフィールド北海道で開催される。準決勝進出の4校は20日、同球場で公式練習を行った。

初優勝を目指す士別翔雲は昨年王者の白樺学園と対戦。18日に18歳の誕生日を迎えた最速145キロ右腕・大橋広翔(3年)が、フル回転を誓った。

 準決勝で敗れた23年以来のエスコン。大橋は、本塁打を浴びた当時の投球を思い返すように投球練習し「あの光景をちょっと思い出して、悔しかったなと思いながら投げました。でも、こういう球場で出来るのがうれしくて、本当に良いマウンドでした」と2年ぶりの凱旋(がいせん)を喜んだ。

 名寄地区予選初戦を除き、北北海道大会準々決勝まで3試合連続完投中。準々決勝後2日間はノースローで調整するなど5日間の休養日で疲労は回復しており「もう完璧です。2試合投げ抜くつもりです」と状態の良さを強調した。

 誕生日には、チームメートから飲料などをプレゼントされて祝福を受けた。18歳初戦となる白樺学園戦に向け「もう成人なんだなとびっくりな気持ちはある。誕生日で自分の気持ちも上がっているので、2つ勝ってうれしい気持ちを続けていきたい」と意気込んだ。

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