◆JERA セ・リーグ 巨人1―2阪神(20日・東京ドーム)
巨人は序盤から代打攻勢をかけたが今季4度目の4連敗。阪神戦も5連敗となり17試合を消化して4勝13敗と負け越しが決定し、史上初めて前半戦で阪神戦のシーズン負け越しが決まった。
初回は先頭の丸が右飛、佐々木が左飛、吉川が中飛に抑えられた。0-1の2回には先頭の増田陸が死球で出塁。1死一塁で泉口が四球を選んで得点圏に走者を進めたが得点を奪うことはできなかった。
3回も先頭の赤星が四球で出塁。1死一塁では佐々木、続く吉川も四球を選んで1死満塁の好機を作ったが、増田陸が右飛、荒巻が空振り三振に封じられて反撃することはできなかった。
2点ビハインドとなった4回は先頭の泉口が中前打、中山が右前打を放つも小林が3球連続ファウルでスリーバント失敗。代打・岸田が四球を選んで1死満塁にすると丸が中前へ適時打を放って1点を返した。
5回は1死から荒巻が左前打を放ったが、続く泉口が一直で飛び出していた一走の荒巻が戻れずにダブルプレーを取られた。6回は3者凡退。7回も4番手の及川に3人で料理された。8回も石井に封じられて無得点に終わった。9回は先頭の中山に長野が代打で送られ空振り三振、続くバルドナードに坂本が代打を送られたが遊飛に倒れ、岸田も右飛で試合が決まった。
投げては先発した赤星が初回、先頭の近本を左飛に打ち取ると中野を遊直、森下を見逃し三振に打ち取る立ち上がりを見せた。しかし、2回2死で小幡に変化球を右翼スタンド中段へたたき込まれ先取点を奪われた。
3回は2者連続で三振を奪うなど無失点。だが、4回は先頭から連打と四球で満塁とすると、小幡に犠飛を打たれて2点目を献上。続く坂本に死球で再び満塁にしたが、後続を断って最少失点で抑えた。4回裏の攻撃で打席が回ると代打が送られ4回3安打2失点で降板した。
1-2の5回からは横川が登板して3者凡退。6回は1死から佐藤輝に右前打を打たれたが、吉川の好守で併殺打に打ち取り切り抜けた。7回にはケラーがマウンドへ。2死から四球で走者を出したが無失点で抑えた。
8回には石川が登板。先頭の近本に中前打を打たれて続く中野に犠打を決められると、田中瑛に継投した。