◆米大リーグ ドジャース7―8ブルワーズ(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースは、大谷翔平投手(31)が「1番・指名打者」で先発出場した後半戦第2戦となる本拠地・ブルワーズ戦をの7―8“ルーズベルトゲーム”で落とした。ブルワーズには敵地で戦った7月7~9日(同8~10日)に3連敗を喫しており、これで難敵に5連敗。
この日の相手先発は、21年に球宴出場経験があるペラルタで、今季は試合前時点で20試合に登板してリーグトップの11勝を挙げ、4敗、防御率2・66と抜群の安定感を誇る好投手右腕。ドジャースは先発シーハンが3回に4点を失い、好投手を前に嫌な雰囲気が漂い始めた。だが、大谷が4点を追う3回無死一塁の2打席目に後半戦初アーチとなる33号2ラン。真ん中に甘く入った90・0マイル(約144・8キロ)のチェンジアップを振り抜き、打球速度113・9マイル(約183・3キロ)、打球角度28度で中堅左の観客席へ放り込んだ。飛距離は今季最長に並ぶ448フィート(約137メートル)。目の覚めるような一発を皮切りに、この回4得点で試合を振り出しに戻した。
それでもブルワーズのしぶとい打線が立ちはだかった。4―4の同点で迎えた4回先頭コリンズには右翼へ、痛恨の勝ち越しソロを被弾。さらに4―5の6回には3番手カスペリアスが2死から四球を許すと、盗塁の後にダービンに左前適時二塁打。5―6で迎えた7回には2死一、三塁からバンダがボーンに中前適時打を浴びた。さらに8回にはトリビーノがオルティスに痛恨の左翼ソロを浴びて、5―8とリードを広げられた。