甲南大アメリカンフットボール部の創部70周年記念式典が20日、神戸市の同大学で行われ、OBやOG、関係者ら約350人が出席した。
同部は昨季2部リーグ2位で、入れ替え戦に勝って今季は2年ぶりに1部に復帰する。
式では関西学生連盟の川口隆弘理事長や学校法人甲南学園・長坂悦敬理事長、甲南大学・中井伊都子学長が祝辞。OBOG会から新しい部旗が贈られ、今季のユニホームとロゴマークもお披露目された。
同部は関西で6番目の大学アメフト部として1955年に誕生。「RED GANG」の愛称で、60~70年代には何度も関西学生リーグ2位となるなど打倒・関学大を目指す強豪として知られたが、その後は2部降格を7度経験するなど浮き沈みを重ねてきた。卒部生は1000人を超える。
チームは今季1部4位を目標に掲げて練習に励んでおり、小田貴洋監督は「伝統と歴史に新しい事を取り入れ、温故知新の精神で頑張っていきたい」とあいさつ。仲西元樹主将は「4強入りは簡単なことではないが、今季のスローガンに掲げた『執念』を持って、粘り強く戦っていくのでその姿を見てほしい」と活躍を誓っていた。