◆第107回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽5回戦 平塚学園8―1川和=7回コールド=(20日・サーティーフォー相模原)

 今春も東大合格者を出した偏差値68の県立進学校・川和のエースで、最速146キロを誇るドラフト候補左腕・浜岡蒼太投手(3年)の夏が終わった。

 1-6の7回1死二、三塁で4番手リリーフ。

スカウトのスピードガンでは、自己最速にあと1キロへと迫る145キロを計測。最初の打者を三振に仕留めたが、四球を許して満塁とされると、左前に2点適時打を浴びた。8強入りを目前に、7回コールド負けで散った。

 進路については「プロ1本で考えています」とプロ志望届を提出する方針。この日はMLBスカウトが視察し、その投球に「ポテンシャルはある」と語った。

 「どのステージ行っても、チームを勝たせられる投手にならないといけないと思う。『浜岡が投げればチームは勝つ』という。そういうピッチャーになりたいなと思います」と前を見据えた左腕。この敗戦も糧に、未来へ向かって再び走り出す。(加藤 弘士) 

 ◆浜岡 蒼太(はまおか・そうた)2007年10月10日、横浜市生まれ。17歳。長津田小3年から南長津田ジュニアジャイアンツで野球を始め、田奈中では軟式野球部。

川和では1年夏からベンチ入り。177センチ、87キロ。左投左打。趣味は温泉。好きな言葉は「努力」。

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