◆大相撲名古屋場所8日目(20日、IGアリーナ)

 西十両2枚目・友風(中村)が東5枚目・東白龍(玉ノ井)を得意のはたき込みで破り5勝3敗とした。

 ワンテンポ遅らせた立ち合いから圧力をかけ、はたき込みで白星を積み上げた。

「昨日の相撲がふがいなかったので、とにかく土俵に長くいたかった。立ち合い? そうですね。相手は何をしてくるのか、わからないんので」と振り返った。東白龍は5連勝の後、2連敗している相手。「その結果も頭に入っていました。相手も相性の悪い相手だと思っているはず。最後は探り合いですね」。

 はたき込みに関しても納得の表情を見せた。真っ直ぐ下がるのではなく、右に開いて右手で首根っこを押さえて土俵にたたきつけた。「頭も冷静ですし体も動いています。心が整っているということです」。昨日の敗戦、相手との対戦成績などの要因を頭に入れて、それを整理して、冷静に対処した結果が5勝目につながった。

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