◆第107回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽5回戦 日大藤沢6―4桐光学園(20日・サーティーフォー保土ケ谷)

 今夏限りでの退任を表明している野呂雅之監督率いる桐光学園が、5回戦で散った。

 3回を終え3―3と、序盤は点を取り合う展開。

しかし6回に3点を献上。8回に1点を返したが、反撃の流れを完全につかむことはできなかった。「監督と一緒に甲子園に」というナインの願いもむなしく、夏が終わった。

 41年間、同校で指揮を執ってきた野呂監督。「多くの生徒、選手に恵まれて、こんなチームと戦ってこれたのは本当に幸せだった」。すがすがしい表情に悔いはない。「新しい桐光学園の色が出ていって、結果的に強い、甲子園常連校になれるような桐光学園を目指して頑張ってほしい」。新しく生まれ変わるチームに、41年間の思いを込めたエールを送った。

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