◆大相撲名古屋場所8日目(20日・IGアリーナ)
大関・琴桜(佐渡ケ嶽)は、新小結・欧勝馬(鳴戸)に寄り切られ、3敗に後退した。琴桜は土俵際まで押し込みながら、残されて離れる展開で攻め手を欠き、右四つから押され、土俵を割った。
今年初場所に5勝10敗で綱取りに失敗。その“後遺症”か、続く2場所とも8勝7敗と優勝争いに絡むことができなかった。今場所は3日目までに2敗を喫し、スタートでつまずいた。しかし、盛り返し、前日の東前頭4枚目・伯桜鵬(伊勢ケ浜)には強さを見せつけ、「落ち着いて取れた。自分がばたばたしないことだけを考えた。しっかり集中していく」と手応えをつかみつつあったが、この日は思うような相撲を取れなかった。