◆第107回全国高校野球選手権群馬大会▽3回戦 東農大二10X―0中央中教校=5回コールド(20日・上毛新聞敷島)

 東農大二は、プロ注目の最速145キロ右腕・山田琉聖投手(3年)が先発。3回を投げて被安打1、奪三振4で得点を許さなかった。

 夏初戦の伊勢崎清明戦にも先発したが、5回を8安打3失点と不本意な投球に。「フォームを微調整して、自分が挑戦者だという気持ちを持って投げました」と修正した登ったマウンドだった。

 やや直球の制球にばらつきがあり、2つの四球を与えたが、決め球の曲がりの大きいスライダーは、バットに当てさせなかった。「スライダーは、バッターがけっこう振ってくれた。腕も振れていたし、良かったと思います」と山田は振り返った。

 2009年以来の甲子園出場を目指す夏。エースは「健大高崎戦でいいピッチングが出来るようにやっています」と言った。ともに勝ち上がれば、対戦するのは準決勝。23日の前橋商との準々決勝を突破すれば、今秋ドラフト1位候補に挙がる健大高崎・石垣元気投手との投げ合いが実現する。

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