参院選は20日、投開票された。日本維新の会から離党し、参政党入りして比例で立候補した梅村みずほ氏が当選確実となった。

 梅村氏は2019年の参院選で大阪府選挙区から維新の公認候補として出馬し当選。23年に、名古屋市の入管施設で死亡したスリランカ人女性に関する国会質疑を行った際に、党の方針を無視した内容の質問を繰り返したとして、半年間の党員資格停止処分を受けていた。

 維新は今回の参院選を前に、大阪府選挙区で擁立候補を決める党内の予備選を実施。梅村氏は大阪市議の佐々木理江氏に敗れて落選が決まった後の今年4月に離党していた。

 梅村氏はその後、参政に入党。党員による投票を経て、公認候補として信任された。会見では出馬に向けて自民党、国民民主党の両党に接触していたことを認めた上で「参政は外国人との共生など、私がこれまで訴えてきた政策と親和性が高い」と説明していた。

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