参院選は20日、投開票された。大阪府選挙区に無所属で出馬したロック歌手の世良公則氏が、猛追及ばず落選した。

 締め切り直前の突然の立候補により、スタッフも少数精鋭。準備も整わず、街頭演説も選挙戦中盤から週末のみ約10回と出遅れ、周知に時間がかかったことも響いた。オーバーツーリズム(観光公害)や外国人の土地所有などの問題について「年間3600万人来ており、一部は大阪に流れてきている。戎橋で聞こえてくるのは外国語ばかり。ルールは守らない。誰が自分たちを守ってくれるんだ」と訴え続けてきた世良氏は、選挙戦中は自身のX、インスタグラム、YouTube公式チャンネルを頻繁に更新。商店街でゲリラ演説も行うなど、声をからし続けたが届かなかった。

 この日世良氏は会見を行わず、21日に選挙戦を振り返る会見を大阪市内で行う。

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