◆JERA セ・リーグ 巨人1―2阪神(20日・東京ドーム)

 巨人の丸佳浩外野手がチーム唯一の得点をもたらす適時打を放つなど、敗戦の中で気を吐いた。

 2点を追いかける4回1死満塁。

カウント1―2から岩貞が投じた外角低め132キロスライダーを捉えた。6試合連続安打となる中前適時打。「なんとか必死にコンタクトしていきました。食らいつく気持ちが間に落としてくれたと思います」と振り返った。

 今季は右大腿(だいたい)二頭筋筋損傷の影響で開幕1軍を逃したものの、現在は1番に定着してけん引。チャンスメイクするとともに、得点圏打率3割3分3厘と勝負強さを発揮している。

 現在、チームは得点力不足に苦しんでいる。好機で一押しができない状況となっているが、百戦錬磨の背番号8はチャンスをより多くつくり続けることに意識を向けることが大切だと捉える。「どうしてもあと一本が出ない、あと一本が打てないと言われがちなので、そこにどうしてもみんなフォーカスしがち。だけど僕の感覚的には別にあと一本が出なくてもたくさんチャンスを作れば点が入るんじゃないかなと考えている。しっかりとみんなでつなぐというか、しっかり出塁していって試合の中でたくさんチャンスを作っていけば点は入るんじゃないかなと僕は考えている」と語った。

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