◆パ・リーグ 西武3―7ソフトバンク(20日・ベルーナドーム)
試合前、「僕と武内で貯金をつくって前半戦を終わりたいですね」と誓っていたのは21日に先発する隅田。そのためにも勝って前半戦最後の登板を飾りたかった武内夏暉投手だったが、今季2戦2勝だったソフトバンクを相手に5回を投げて被安打8、5失点で3敗目を喫した。
味方が無死満塁の先制機を逃した直後の3回、先頭の野村に左越えソロを浴びたことをきっかけに4失点。4回にも先頭の谷川原に右越えソロを浴びた。「3回の先頭打者に本塁打を打たれたことで、相手に勢いをつけてしまいました。試合の流れを相手に渡さないようにするには、やはり先頭打者を抑えることが重要になると思うので、もっと慎重に投げていれば、と反省しています」と振り返った。西口監督も「2回のチャンスをつぶして、その次のイニングというのは先発としてしっかり締めていかないといけない」と指摘した。
前半戦を4勝3敗を終えた左腕。「全体的に高めに浮いたところを打たれてしまっているので、次回に向けて制球面をしっかりと修正していきます」と後半戦をにらんでいた。