◆JERAセ・リーグ ヤクルト8―7広島(20日・神宮)

 広島は、最下位・ヤクルトに連敗(前回カードから3連敗)で今季ワースト更新の借金6。首位・阪神まで12・5ゲーム差に広がり、今季87試合目で自力優勝の可能性が消滅した。

 初回に長短打4本で3点を奪いながら、その裏にオスナに3ランで同点に追い付かれた。2回に羽月の適時打で再び勝ち越しに成功しながら、先発・玉村が踏ん張れなかった。2回も3失点して逆転を許し、プロ最短の1回2/3で7安打6失点(自責5)KOを喫した。

 2点を追う5回はファビアンの頭部死球もあり、1死満塁の好機をつくった。ヤクルト先発・中村優は危険球退場。野間が、昨季までの同僚の2番手・矢崎から犠飛を放って1点差に詰め寄ったが、その裏に4回から登板した3番手のルーキー・佐藤柳が1失点。6回に林が2年ぶりの今季1号で再び1点差に詰め寄ったものの、及ばなかった。

 打線は試合前まで7月は平均1・38得点と苦しんでいた。6月21日の楽天戦(マツダ)で8得点を奪って以来となる6得点も、勝利をつかめなかった。7月は3勝11敗3分けとなり、6試合を残して早くも今季初の月間負け越しが決まった。

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