◆女子野球交流戦第2戦 阪神タイガースWomen9―3巨人女子チーム(20日、東京D)

 女子野球のGT戦第2戦が行われ、阪神タイガースWomenが巨人女子チームを9―3で破って、5日の第1戦(甲子園)に続き連勝した。85メートル地点に設置された特設フェンスを越える3本の本塁打が飛び出し、巨人の宮本和知監督は「来年はフェンスがいらないかも。

成長が見られました」と語った。

 2回に阪神の安藤蓮姫が右翼スタンドにたたき込む先制ソロ。巨人も6点を追う6回に、島野愛友利と原田由真に、それぞれ右越え2ラン、左越えソロが飛び出した。島野は「チームに勢いを付けたかった」、原田は「どんな形でも塁に出たかった。打った感触が良かったので、入ってくれと思いました」と振り返った。

 ホーム・アンド・アウェーで争われた3年目の女子のGT戦は、これで巨人が通算3勝2敗1分に。宮本監督は「今年は甲子園に続きやられてしまいましたが、阪神の集中打がトップレベルなのは間違いない。まだ(通算成績で)若干リードしていますので、来年リベンジしたいです」と語った。

 東京ドームでの女子GT戦は、過去2回も1軍の試合後に行われているが、デーゲームも阪神の“きょうだい試合”は初めて。そのまま観戦できるとあって、7000人の巨人と阪神ファンが残って声援を送った。

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