「爆笑問題」の太田光が20日放送のTBS系参院選特番「選挙の日2025」(午後9時)に出演し、躍進を遂げた参政党の神谷宗幣代表と“直接対決”した。選挙事務所からの中継で神谷氏が登場すると、太田は「モヤモヤしているんで…。

要するに参政党の神谷さんがあるメディア、あるメディアというとわざとらしいけど、ある抗議をした。いわゆる公平性に関することでしたよね。番組の構成に関する問題があった」と発言した。

 参政党がTBS系「報道特集」(キャスター・山本恵里伽アナ)に抗議したことを踏まえて「今、あなたは権力者になりつつある。(山本アナに)向けられた切り取りの中で生まれた道徳のかけらもない個人攻撃の人格否定のような言葉があった。参政党にとってもマイナスだと思いますから、それをやめていただきたいという、あなたの言葉は非常に重要だと思いますが」と問いかけた。

 これに対し、神谷氏は「女性の方だと思うんですけど、その方に対して私が何かあおったとか、許せないとかは一切ないので、私はまさに個人攻撃はしない。あれは個人というより番組の編成自体が問題があるということだったので、あの女性の方も台本を読んだだけじゃないかくらいに思っていたので、彼女どうこうっていうのはありません」と話し、「これは分かって下さい。あの女性もすごくやられているかもしれませんけど、私もそれ以上にやられてますので。とにかく権力者であろうが、キャスターであろうが、目立つ人を公人だからという理由でプライバシーも何も関係ないような形で、その人の人格や心をまったく踏みにじるような発言は一切許してはいけません。党内でもしやっている人がいたら許しません。何らかの処罰はします」と真剣な表情で訴えた。

 「報道特集」は今月12日に特集企画「外国人政策も争点に急浮上~参院選総力取材」を放送。参政党の「日本人ファースト」とともに、排外主義の⾼まりへの懸念を伝えた。参政党は「報道特集」について「当党の外国人政策について、著しく公平性・中立性を欠いた内容でした」と抗議していた。

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