オリオールズの菅野智之投手(35)の後半戦初登板は、21日(日本時間22日)の敵地・ガーディアンズ戦に決まった。MLB・comのジェイク・リル記者ら地元記者が「X」に投稿した。
前半戦最終登板後の菅野は、「現状に満足することなく、シーズンを終えた上でしっかりやれたという一年にしたいです」と俯瞰し、「やりたいことが明確になってきた。配球が点ではなく、線で繋がってくれば、(後半戦の)伸びしろも出てくると思います」と、さらなる活躍へ意欲を語った。束の間のオールスター休暇では、睡眠の確保を第一に、ゴルフなどで気分転換し、「後半戦もしっかり完走するだけです」と語った。
一方、チームは球宴を挟んで4連敗中で、20日現在、43勝54敗。ア・リーグ東地区トップに13・5ゲーム差。ワイルドカード争いも8・5ゲーム差となっている。開幕97試合で、43勝以下でポストシーズンに進出した例は過去にない。
公式サイトによると、野手では、球宴先発を果たしたDHオハーン、ムリンスを始め、先発投手では、菅野、モートン、エフリン、救援投手ではドミンゲス、ソト、キタリッジらが、トレード要員として名前が挙がっている。渦中の菅野は「それはもう自分でコントロールできないこと」と冷静だ。21日以降、チームは3カード計12試合で月末を迎える。