◆米大リーグ ドジャース―ブルワーズ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が20日(日本時間21日)、後半戦第3戦となる本拠地・ブルワーズ戦のスタメンに「2番・指名打者」で名を連ねた。これまで今季出場した97試合はすべて1番だったが、前日欠場した不調のベッツがかつての定位置の1番に入り、大谷はチームの今季100試合目で昨年6月16日(同17日)の本拠地・ロイヤルズ戦以来399日ぶりに、2番に入った。

 ロバーツ監督は数週間前から検討していたといい、試合前の会見で「すべてを総合的に判断した。塁に出ることに集中できる。いつまで続くかはわからないが、マックス(マンシー)が戻ってくるまでやって、再び評価することになるだろう」と説明した。さらに「2番・大谷」のメリットについても言及。「特に登板日やその翌日は、試合開始時に打席に入らなくてもいいというのは彼にとって楽だと思います。だから、いい面もありますね」と指摘した。

 ベッツは今季、90試合に出場して、353打数85安打の打率2割4分1厘、11本塁打、45打点、6盗塁と成績が伸び悩んでいた。ベッツは昨季まで1番が主戦場。だが、昨年6月に左手を骨折して大谷が1番に抜てきされ、チームが勢いに乗ったことから、ベッツは復帰後も2番での起用が続き、今季も「大谷、ベッツ」の並びが続いていた。

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