◆JERA セ・リーグ 巨人2―0ヤクルト(6日・東京ドーム)
巨人が2年目左腕・森田駿哉投手のプロ初先発初勝利の快投で3連勝を飾った。
左ひじ手術などケガに泣いてきた28歳の苦労人は初回、ヤクルト先頭の赤羽を一塁で先発出場の大城卓三捕手の失策で出塁させ、犠打で二塁に進められたが、続く内山をフォークで三振。
打線は2回1死後、ヤクルト先発・アビラから岸田行倫捕手が中前打。続く大城捕手も中前打で続く。さらにリチャード内野手の打球はバットを折りながら三遊間へ。相手遊撃手がグラブに当てながらもボールが左前に転がる間に岸田がホームイン。3連打で先制した。
3回も先頭の丸佳浩外野手が四球で出塁。1死後、二盗に成功すると森田とはドラフト同期入団の泉口友汰内野手が中前適時打を放ち、2点目を加えた。
4回、内山に初安打となる右翼線二塁打を浴び、初めて得点圏に走者を背負った森田だったが、丸の右邪飛好捕の後押しを受け、無失点で切り抜けた。
6回まで92球を投じ、ヤクルト打線をわずか2安打に封じた森田。勝ち投手の権利を得た左腕に代わって、7回は田中瑛斗投手、8回は大勢投手、9回はライデル・マルティネス投手の盤石のリレーで無失点リレー。森田にうれしいプロ初勝利をプレゼントした。