◆天皇杯 ▽ラウンド16 町田1―0京都(6日・町田GIONスタジアム)
町田はホームで京都と対戦し、1―0で勝利。クラブ史上初めて天皇杯8強入りとなった。
黒田監督はこの試合で、今季主に左ウィングバックを務めてきた日本代表DF中山雄太をボランチで起用。攻守において中盤で存在感を見せた中山に、指揮官は「頭脳的、戦術的にもうまくコントロールできる選手。色々試しながら使っていくことも、我々の駒を増やすことにつながる」と評価した。
中山は6月21日の鹿島戦(2〇1)でケガから1か月ぶりの復帰をして以降、4試合ともベンチスタート。町田は現状ウィングバックで日本代表DF望月ヘンリー海輝とDF林幸多郎が存在感を発揮。DF菊池流帆の復帰以降、3バックも安定しているだけに、中山のボランチ起用がはまれば大きい。
京都戦の準備にあたって、練習からボランチに入ることが増えた中山は「練習から手応えがあったので、練習通りやればいけるかなと。僕としては行ける自信もありました」。中盤の競り合いで優位性を作りつつ、攻撃でもアクセントを加えた28歳は「結果が欲しかった。個人の思いもそうですし、チームとしてもこのラウンドで退いてきたというのがある。