シンガー・ソングライターの米津玄師(34)の楽曲「KICK BACK」が、9月付で米レコード協会(RIAA)からプラチナ認定されたことが17日、分かった。日本語詞の楽曲がRIAAから同認定を受けるのは史上初の快挙となる。
同曲はテレビアニメ「チェンソーマン」のオープニングテーマで、2022年10月に配信リリース。23年にはRIAAが定める基準の50万ユニット(デジタルシングル1枚のリリース、またはストリーミング150回再生を1ユニットとして計算)をクリアし、ゴールド認定を受けていた。
それから約2年。倍となる100万ユニットを記録し、プラチナ認定の基準もクリアした。ロングヒットを受けての認定に、米津は「大変うれしく思っております」とコメント。同曲の制作時について「試行錯誤をすることもあったと思うんですが、喉元過ぎれば熱さを忘れ、今となってはすごく無邪気に作っていたなという良い思い出として残っています」と振り返った。
今春は全7都市を巡るワールドツアーも完走。そこでも同曲を歌唱しており「非常に熱く盛り上がってくれて、やはり『チェンソーマン』が日本以外の国でも人気なのもあわせて、この曲が持ってるエネルギーみたいなものがすごく大きいと感じる機会になりました」と手応えを口にした。
今月19日にはシリーズ最新作となる映画「チェンソーマン レゼ篇」も公開予定。同作でも主題歌「IRIS OUT」とエンディングテーマ「JANE DOE」を手がけており、世界規模でのヒットに期待がかかっている。