凱旋門賞6勝など、世界のトップジョッキーとして活躍しているランフランコ・デットーリ騎手=イタリア出身、米国拠点=が、自身のXでブリーダーズカップをもって米国での騎乗を終了し、南米で数戦騎乗した後、引退することを発表した。

 同騎手はブリーダーズCマイル・米G1(日本時間11月2日・デルマー競馬場、芝1600メートル)で、アルジーヌ(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎、父ロードカナロア)とコンビを組む。

 Xではコンビを組んで2023年に英チャンピオンSを制したキングオブスティールの写真とともに、メッセージを投稿。「土曜のブリーダーズC終了後、私は米国での競馬を終了し、南米で数回騎乗して騎乗生活を終える予定です。それは私がずっとやりたかったことです」と思いを伝えている。

 同騎手は現在54歳。2023年に一度、引退を発表したが、撤回し拠点をアメリカに移して現役を続行していた。日本ではG1を4勝。ジャパンCで3勝(1996年シングスピール、2002年ファルブラヴ、05年アルカセット)、02年のジャパンCダート(現チャンピオンズC)をイーグルカフェで制している。昨年12月には阪神JFのメイデイレディに騎乗するため、約5年ぶりに来日。また、今春には英国で破産申請を行っていた。

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