◆全国高校サッカー選手権大阪大会▽決勝 興国1―1(PK3―1)履正社(1日、ヨドコウ桜スタジアム)

 大阪大会の決勝はPK戦の末、興国に軍配が上がった。

 試合開始から両チームとも強度高く互いに押し合う展開となった。

前半は履正社が流れをつかんだが、スコアは動かず試合を折り返した。後半は開始から興国がペースを握った。同16分、左サイドのロングスローが流れた所をゴール前にMF佐藤瞭太(3年)が詰めて得点。先制した後も全員守備を続けたが、同39分に失点を許した。

 1―1で迎えた延長戦では、足をつる選手も多くいた。全選手が満身創痍(そうい)の中でピッチを駆けたが、スコアは動かず試合はPK戦に突入。GK岩瀬颯(3年)が2本目から3本連続のPKストップを見せ、100分の激闘に終止符が打たれた。

 前回大会では準決勝で対戦した両チーム。その際はPK戦の末、履正社に軍配が上がっていた。今大会でも決勝でぶつかった両雄。興国が借りを返し、全国切符をつかんだ。

 また、履正社は3年連続決勝戦で涙をのむ結果となった。

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