日米通算4367安打を記録したマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(52)が8日と9日の2日間にわたって、新潟・中越の球児に指導を行った。

 初日の8日に指導した場所は、1993年に野茂からプロ1号を放った長岡・悠久山野球場。

ランニングや打撃を実演して、丁寧な指導を行ったイチロー氏は、球児から「嫌なキャッチャーとは?」という質問を受けた。

 イチロー氏が挙げたのは、カージナルス一筋で9度のゴールドグラブ賞に輝いたモリーナ、ジャイアンツ一筋で2012年に首位打者に輝いた「打てる捕手」ポージーの2人。「静かにいい仕事をする」というのが理由だ。

 「キャッチャーはバタバタしてほしくない。やたら動くケースあるじゃない? あれは嫌じゃない。相手として何が嫌かというと、淡々とやること」。決勝打を放った2009年WBCの決勝・韓国戦にも触れ、「相手としてどういう態度が嫌か。淡々とやることだと思った。ダメージも大きい」と説いた。

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