大相撲 ▽九州場所2日目(10日、福岡国際センター)

 元十両で西序二段筆頭・川副(伊勢ケ浜)が東同2枚目・朝走雷(高砂)を寄り切って白星発進した。右足首負傷による2場所連続全休明け。

危なげなく勝ちきり「戻って来られたのはうれしいけど、久々というのは緊張するなと改めて思った。土俵がなんか滑りそうな感じがして」と、ホッとした表情を見せた。

 5月の夏場所の取組で右足首を痛めた。「骨折1か所と靱帯(じんたい)が2本断裂していた」。内視鏡手術を受け、10月に相撲を取る稽古を再開。場所前には部屋の関取衆とも胸を合わせ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)の助言でケガをしないために、前に出る相撲を強く意識してきた。体のケアにもこれまで以上に気を使うようになったという。

 日大出身の元学生横綱も、2場所連続の全休で西序二段筆頭まで番付を下げた。再起へ「出るからには常に優勝しか考えてない。優勝狙って頑張ります」と力を込めた。

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