大相撲 ▽九州場所第2日(10日、福岡国際センター)

 東三段目41枚目・岡田(高田川)が、西同41枚目・美(伊勢ケ浜)を突き出して白星発進した。立ち合いから力強い突きで一気に前に出て圧勝し、「めっちゃ体が張っていて、いい感じで準備できた。

力がついている」と手応えを示した。

 東海大柔道部出身。昨年11月の九州場所の前相撲で初土俵を踏んでから1年がたった。新三段目の今年の名古屋場所は体調不良もあって苦しんだが、序二段に転落した先場所は6勝1敗。三段目に復帰し、場所前の10月は部屋の幕下力士に胸を借り「稽古がしっかりできていたので、先場所のいい調子をつなげられた」と自信を深めた。

 来年1月4日には、柔道部の先輩で21年東京五輪男子100キロ級金メダルのウルフ・アロンが新日本プロレスでデビューする。親交が深い岡田も現地で観戦する予定だ。まずは今場所、「優勝を狙います」。初の各段優勝と幕下昇進を果たし、東京ドームで行われる興行「WRESTLE KINGDOM」に駆け付ける。

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