中日は10日、高山郁夫氏を投手コーチとして招へいすると発表した。11日からナゴヤ球場の練習に合流する。

 現役時代に西武、広島、ダイエーと渡り歩いた高山氏はプロ通算92試合に登板。96年限りで現役引退した後、サラリーマン、四国IL愛媛のコーチなどを経て、06年にソフトバンクの投手コーチに就任した。14年からオリックス、16年から中日に在籍し、18年にオリックスに復帰。20年には1軍ヘッドも兼任するなど、主要ポストを担い、山本由伸(現ドジャース)、山崎颯一郎らを育て、21~23年の3連覇の礎を築いた。23年限りで退団した後は学生野球の資格回復を取得。社会人野球のJR東日本の外部コーディネーターなどを務めていた。

 中日には実に9年ぶりの復帰。投手王国再建は、名伯楽の手腕に託された。

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