全米野球記者協会(BBWAA)選出の、米大リーグ今季の最優秀監督賞が11日(日本時間12日)に発表される。

 ドジャースをワールドシリーズ2連覇に導いたデーブ・ロバーツ監督は、今年も最終候補に入っていない。

日本プロ野球の最優秀監督賞は連盟表彰で同年のリーグ優勝監督が選ばれるのに対し、米大リーグは記者投票で、各球団の戦力を比較して最終候補を選出。ドジャースのように巨大戦力を有するチームは、勝つのが当然という感覚で、いかに戦力的に厳しいチームを監督の手腕で上位に導いたのかが判断材料となっている。

 投票締め切りがレギュラーシーズンまでということもあるが、ワールドシリーズ覇者の選出は2005年ホワイトソックスのオジー・ギーエン氏が最後。ロバーツ監督も2016年就任初年度に地区優勝を飾ったシーズンの1度しか選ばれていない。

 今回の候補監督はア・リーグが昨季の地区最下位からリーグ優勝に勝ち上がったブルージェイズのジョン・シュナイダー監督。マリナーズのダン・ウィルソン監督、昨季選出されたガーディアンズのスティーブン・ボート監督といずれも地区優勝チームの監督が候補に入った。

 一方、ナ・リーグからは、ドジャースに敗れリーグ優勝を逃したものの、昨季も選出されたブルワーズのパット・マーフィー監督、レッズのテリー・フランコナ監督、フィリーズのロブ・トムソン監督が最終候補。フランコナ監督はインディアンス(現ガーディアンズ)時代の2013年、2016年、2022年と3度受賞しており、今回選出なら歴代最多タイとなる。

 

編集部おすすめ