広島からドラフト4位で指名された北海学園大の最速159キロ右腕・工藤泰己投手(22)が11日、北海道札幌市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金4000万円、年俸800万円(金額は推定)。
大学1、2年のオフに運送会社でのアルバイト経験があり、当時は時給1200円で遠征費を稼いでいた。比べものにならない大金を提示され、「身近にとてつもない額の選手(同じ札幌出身でドラフト1位の平川蓮)がいるので、そんなに驚きはしない。でも、(アルバイトの給料と比べたら)すごいなと思いますね」と笑みを浮かべた。
一部の使い道はすでに決まっているという。プロ野球選手を輩出してきた関東在住のトレーナーの下で11、12月にトレーニングを実施するため、その遠征費に充てる。また、空気圧で疲労を軽減する20~30万円ほどの器具も購入予定で、「シーズン中は道外のトレーナーさんのところとか、施設に行くことはできなかったので、トレーニングのことにお金は惜しまないで使いたい」と先行投資でフィジカルに磨きをかけていく。
この日は雪が降る中でキャッチボールを行い、キンキンに冷えたバーベルを使ってウエイトトレーニングにも汗を流した。年内は関東の施設に行く期間を除き、北海道内で調整する方針で、「決して恵まれていない環境で4年間やって来られたのは強み。1年間1軍で投げ続けたい」。かじかむ手で行う筋トレ、氷点下でのキャッチボール。北海道の過酷な環境で行う“最後の”トレーニングで、プロ野球人生のスタートに備えていく。










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