◆第56回日本少年野球春季全国大会・東北南支部予選 ▽決勝 白河ボーイズ3―2郡山ボーイズ(11月3日、南相馬・みちのく鹿島球場)

 来年3月開催の第56回春季全国大会の東北中央支部、東北南支部の決勝が3日、それぞれ行われ、代表チームが決まった。白河ボーイズは郡山ボーイズを下し、初出場。

宮城仙北ボーイズは宮城栗原ボーイズを破り、3年ぶり4度目の出場。両チームは今夏の選手権大会に出場しており、夏春連続出場となる。

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 白河が初の春季全国大会出場を決めた。天候不良のため2日で3試合の過酷日程を2戦連続コールド&零封で勝ち上がり、決勝は接戦をものにした。

 初回2死一、二塁から5番・渡邊千、中野目の連続タイムリーで2点を先行。1点リードの3回1死一、三塁から八代の二ゴロで加点。投げては先発・佐藤が5回まで抑えると、最速133キロ右腕・渡邊千が最後を締めた。

 9月の角田商事杯で優勝し東北王者となり、國分清昭監督(48)は「選手は重圧もあって硬かったが、最後はみんな一つにまとまった。父兄、スタッフ一丸での勝利です」と称えた。不振だった中野目はいわき戦で満塁走者一掃の三塁打を放ち、決勝では3打数3安打と爆発し「全国でもチャンスで1本はじきたい」と気合。佐藤主将と2枚看板の渡邊千は指揮官が驚くほどの成長を遂げ、「走り込みでコントロールもついて、球威も増している。全国でも優勝できるように頑張りたい」と決意を語った。

 【白河ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※佐藤蓮仁、本宮奏翔、渡邊千真、八代羚暖、生田目耀太、朶謙慎、小野寺優志、中野目蓮虎、鈴木彪斗、青山瑠聖、宗田映登、鈴木奏汰

 ▽1年生 加藤颯士、室井英人、渡辺新、根本眞秀、小林陽翔、中田友翔、笠井創太、田谷柚樹、土屋海翔、深谷圭吾、田中翔太

 【白河ボーイズの勝ち上がり】

 ▽準々決勝(11月2日)白河 8―0 いわき

 ▽準決勝(11月2日)白河 10― 0山形東部

 ▽決勝(11月3日)白河 3―2 郡山

  ○…今回の両支部予選の結果を受け、リーグ交流大会・楽天イーグルスカップ中学硬式野球大会2025(15日開幕)の出場チームが決まった。新チーム始動となる9月開催の角田商事杯からの勝利ポイントで決定。東北中央から仙台中部、宮城仙北が、東北南から白河、郡山が出場する。支部交流の本庄市長杯東日本大会(22~24、30日)の宮城栗原(東北中央)、山形東部(東北南)の出場も決まった。

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