中日の柳裕也投手(31)が11日、ナゴヤ球場で取材に応じ、今季取得した国内FA権を公使せず、残留することを表明した。複数年契約を結び「悩んで、考えが変わったりもしましたが、このチームが大好き。

ドラゴンズに対して投げることは想像しにくかった」と決断理由を語った。

 来季はプロ10年目を迎える。今季は右肩の違和感で約3か月間離脱し、14登板で3勝5敗、防御率3・29にとどまったが、球団からは「柳投手はドラゴンズに必要」と言葉をかけられ、熱い思いに心を動かされた。

 「ファンのみなさんや、チームに恩返しができるように。このチームで勝ちたい」。来季、目指すのは12年以来、14年ぶりのCS進出、そして15年ぶりのリーグ制覇。ドラゴンズ愛を貫いた右腕は、来季もチームのために腕を振る。(森下 知玲)

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