歌手の五木ひろしが11日、横浜アリーナでデビュー60周年を記念したスペシャルステージ「五木JAM」を開催した。

 ジャンルや世代を超えたアーティスト15組が集結し「様々な世界からお祝いに駆けつけてくれた」と感謝した。

念願の初共演となった奥田民生とは「山河」「さすらい」と、互いのヒット曲を一緒に歌唱。五木はステージ上で「今度私の作品、作ってくれません?」と突然オファーし、驚かせつつも快諾を得た。

 この日73歳を迎えた吉幾三をケーキで祝うと「雪國」「長良川艶歌」を2人で歌い、トークでも絶妙な掛け合いを見せた。南こうせつは、五木ひろしとしてのデビュー曲「よこはま・たそがれ」を最初に聴かせた相手。曲の舞台となった横浜で、アカペラで口ずさみながら昔話に花を咲かせた。

 由紀さおりとは、カラオケの定番「居酒屋」をデュエットして盛り上げた。ももいろクローバーZや超ときめき宣伝部に加え、市村正親中山秀征らも登場するなど盛りだくさんの3時間半。全39曲の最後は五木の「夜明けのブルース」を全員で歌唱し、記念イヤーに花を添えた。(堀北 禎仁)

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