オリックス・森友哉捕手(30)が11日、レギュラー奪回への決意を明かした。6日からの秋季キャンプに志願参加し、若手とともに野球漬けの毎日。

今季は右太もも裏の負傷などで50試合の出場に終わったことを受け止め、自身の言葉で立ち位置をはっきりさせた。

 「正捕手、レギュラーという意識は全くない。奪いにいくと言う方が正しい。挑みます」。捕手での先発出場も16試合。二枚看板を形成し、侍ジャパンの一員として戦っている若月は99試合だった。「信頼度で言えば、今はワカ(若月)が上。そこを何とか『森でいこう』と言ってもらえるように」。同じ95年生まれのライバルにも挑戦状。この日も汗まみれになった。

 午前10時から練習開始。ブロッキングなど守備だけで2時間を費やした。

個別メニューでも妥協せず、室内では打撃、打撃、打撃。球場を後にしたのは午後6時だった。「僕もこのキャンプで、ひと回りデカくなる予定なので…」。攻守の要という肩書は返上。高知の森が熱い。(長田 亨)

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