ドジャースがガーディアンズのS・クワン外野手(28)の獲得を狙っていると11日(日本時間12日)、米専門メディア「ドジャース・ネーション」が報道した。

 今季、球団史上初のワールドシリーズ連覇を達成したド軍だが、救援投手、外野陣の補強は急務となっている。

同メディアは「USAトゥデー」のB・ナイチンゲール記者の談話を紹介。同記者によると、ドジャースは今年7月末のトレード期限で大物の獲得はなかったが、クワンの獲得まであと一歩のところまで迫っていたという。「価格は高いが、ドジャースは再び交渉のテーブルにつくだろう。チームにはそれだけ(交換要員となる)プロスペクト選手が存在する」と語った。

 クワンは今季、156試合で打率2割7分2厘、11本塁打、56打点。メジャーデビューから4年連続となるゴールドグラブ賞に輝くなど左翼守備は一級品で、空振り、三振の少なさでも知られる。今季のド軍はジャイアンツから新加入のコンフォートを左翼に置く布陣が多かったが、コンフォートは打率1割台と期待外れだった。

 クワンは母方の祖父母が日本人の日系3世。5歳頃に初めて来日し、19年にもドラフト指名されたお祝いで日本を訪れたことがあった。24年のオールスター前日には“日本愛”を披露し、「ラーメンはマイ・フェイバリット・フード。日本滞在中は一日おきに食べたよ。ココイチのカレーも食べたしね。

それから、日本のコンビニはすごい。アンビリーバブル!」などと笑顔で話していた。

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