セ・パ両リーグの守備のスペシャリストに贈られる「第54回 三井ゴールデン・グラブ賞」が発表され、オリックス・紅林弘太郎内野手がプロ6年目で初受賞した。今季は115試合(出場は116試合)で遊撃(パ最多の975回2/3)を守り、リーグ2位の守備率9割8分6厘(失策7)を記録。

「まさか自分が選んでいただけると思っていなかったので、素直に驚きました。あこがれていた賞でもあったので、本当にうれしい気持ちでいっぱいです」と声を弾ませた。

 パの遊撃手は西武・源田が昨年まで7年連続で同賞を受賞。紅林が最接近したのは一昨年で、わずか1票差で涙をのんでいた。今回は5票差をつけての栄冠。「これからも守備の面でチームの勝利に貢献できるよう、精いっぱい頑張っていきたい。また選んでいただけるよう、日々精進していきます」と決意を新たにした。

 侍ジャパンに選出されている若月健矢捕手は2年ぶり2度目の受賞。球団の捕手では初の複数回受賞となり「心技体、すべてにおいてもっと成長して、何度でも選んでいただける選手になれるように、これからも不断の努力の精神を忘れず頑張りたいと思います」と言葉に力を込めた。

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