メンタル・ヘルス研究所は12日までに「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果を取りまとめた。

 今回の調査では、コロナ禍を経た働き方の多様化を背景に、 特に若年層において従業員のメンタルヘルスが依然として大きな課題であることが確認された。

 「心の病」が最も多い年齢層では、10ー20代が前回(2023年)に続き最多。10ー20代と回答した企業の割合は、2014年調査の2倍の水準となった。「心の病」は10-20代に最も多いと回答した企業の割合は、2014年調査の2倍の水準(18・4%→37・6%)となった。

 直近3年間の「心の病」の増減では「増加傾向」39・2%、「横ばい」52・0%、「減少傾向」4・7%。「増加傾向」は前回(2023年)より低下するも、約4割と依然高水準。「最近3年間における『心の病』」が「増加傾向」と回答した企業は約4割(39・2%)となった。

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