大相撲 ▽九州場所第4日(11日、福岡国際センター)

 東前頭4枚目・玉鷲(片男波)が珍手「首ひねり」で東同3枚目・平戸海(境川)を下し、3勝目を挙げた。右手で相手の首を巻き込み、豪快にひねり倒した。

 幕内で首ひねりを決めたのは、2022年名古屋場所の一山本以来。日本相撲協会によると、決まり手ランキング50位で発生率0・02%の珍しい技だ。40歳の玉鷲も「転がすっていう感じで。でも自分で見てないから分からない」と首をひねった。

 1敗は守ったが、本来の相撲ではなかったと反省も忘れなかった。「押して勝てたら次につながるけど、今日の相撲は次につながらない。喜んでいる場合じゃない」と気合を入れ直した。

編集部おすすめ