ドジャースは12日(日本時間13日)、ベン・ロートベット捕手(28)がウェーバーにかけられてレッズに移籍することを発表した。

 21年にツインズでメジャーデビューし、ヤンキースを経て24年からレイズでプレーしていたロートベットは、今季途中にドジャースに加入。

9月に正捕手のスミス、2番手のラッシングがともに故障で離脱すると、シーズン終盤ながらスタメンマスクをかぶる機会が増えて、9月だけで18試合に出場した。

 守備力を大きく評価されて、山本由伸投手(27)や大谷翔平投手(31)とも好相性。山本はロートベットとバッテリーを組んだレギュラーシーズン3試合の防御率は0・86。スミスの3・04、ラッシングの1・66を上回り、9月の4登板で1勝無敗、防御率0・67という好成績につながった。大谷は2度バッテリーを組んで11イングを投げて失点は0の防御率0・00だった。

 ロートベットはポストシーズンでもスミスが復帰するまでの地区シリーズ第2戦の敵地・フィリーズ戦までの4試合にスタメン出場。その後はスミスがフル出場したため出番はなかったが、ワールドシリーズまでベンチ入りし、チームを陰ながら支えた。ポストシーズンでは打撃も7打数3安打の打率4割2分9厘と存在感を示していた。

 さらにドジャースは、22年に16勝1敗、防御率2・14の成績を残した経験もあるトニー・ゴンソリン投手(31)が退団してFAとなることも発表。今季は3勝2敗、防御率5・00で、8月には右肘手術を受け、すでに事実上の戦力外(DFA)となることが発表されていた。

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