巨人は13日、GタウンとG球場室内で10月29日から行ってきた若手主体の秋季キャンプを打ち上げた。

 石井琢朗新2軍監督は、G球場での練習後の円陣でナインに訓示。

「一人になった時の時間が、キャンプよりも大事になってくる。強い者だけが生き残るのがこの世界なので。キャンプ中はみんなと同じ練習を共有して、周りが見えている中でやっている。これが一人になって、周りが見えていない中で、どれだけ不安をかき立てられながら自分を追い込むことができるか」と、オフシーズンに自らを律して練習をこなす重要性を伝えた。

 また育成選手に対しては、「残り少ない支配下の枠にどうやって割り込んで、取りにいくか。そういうところも踏まえた中で、しっかりとこのオフシーズンを過ごしなさい」と求めた。来年2月の春季キャンプは、2軍監督に就任して初めて迎えるものになる。「個々の強さ」などを求めてチーム強化を目指す来季へ向けて「このオフはとにかく不安と向き合って過ごした中で、『来年のキャンプインでは目をギラギラさせて会いましょう』という話をさせていただきました」と明かした。

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