サッカー日本代表は13日、国際親善試合ガーナ戦(14日)に向け、試合会場である愛知・豊田スタジアムで練習を行った。9月以来の代表活動参加となる主将のMF遠藤航=リバプール=も元気な姿を見せた。

 10月の活動にも選出されていたが、右太ももの負傷で不参加。この間、日本はブラジルに3ー2で勝つ歴史的大番狂わせを演じた。日本史上初めての王国をテレビで観戦していたという。遠藤は「リハビリ中だったんで。最初の15分と残りの15分ぐらいを見ていた感じだったんですけど、歴史的勝利ということで、チーム力を示せた素晴らしい試合になったんじゃないかと思います」と振り返った。

 “ケガの功名”でチームを客観的に見つめたことも「充実した時間を過ごせた」と話す。「代表プレーしたいなとか、代表選手としてプレーできることっていうのはやっぱ素晴らしいことだなっていうのは思い返させてもらった」とかみしめた。

 ブラジルと比べるまでもなく、ガーナは格下の相手。遠藤は「別にブラジル勝ったから絶対に勝てるみたいな保証はないわけなんで。そこはチームとしてこのW杯を準備していく中のプロセスっていうのをしっかり大事に、さらに結果もついていけばいい」と、淡々と意気込んだ。ガーナ、ボリビアと続く年内最後の活動も、着実に積み上げへつなげる。

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