大リーグのGM会議は13日(日本時間14日)、米国ネバダ州ラスベガスでの全日程を終了した。レッドソックスのブレスローGMは、すでに、ポスティング申請が済んでいる村上宗隆内野手のエージェントであるエクセルスポーツマネジメント社、19日(同20日)に申請される今井達也投手、岡本和真内野手のエージェントであるボラス代理人と接触したことを明かし、「いいオフのキックオフができた。

組織内での考察から、他球団、代理人側など外部との接触を経て、オフの戦略の下地ができた」と実りある3日間を振り返った。

 「我々の最優先事項が先発投手であることは変わりない。クロシェットの後を任せられる先発2番手を求めている。耐久性とパフォーマンスの観点から、絞っていく」と同GM。狙うのは左腕エースに続くローテの軸。4、5番手ではなく、表ローテの獲得だ。

 左腕クロシェットに続く、右の今井は、バランス的にも理にかない、一軍昇格後、大きな故障歴がなく、肘の負担を軽減できるチェンジアップを装備している今井は、レ軍が求める理想に近い。パフォーマンスの観点からも、与四球率、ハードヒット率が激減し、空振り率が上昇した今季のデータは、獲得を後押ししている。

 「まだ申請されていない選手についてコメントは避けたいが、多くの日本人投手がメジャーで成功を収めていることを興味深くみている。球団は、日本の投手がメジャーに適応するために、必要な要素を見極める備えが出来ていると思う」と手応えを口にし、会場を後にした。

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