◇ラグビー「リポビタンDツアー2025」 日本―ウェールズ(15日、カーディフ)

 日本ラグビー協会は14日、15日(日本時間16日)のウェールズ代表戦に向けた日本代表の試合登録選手を発表した。12月に27年W杯オーストラリア大会の組分け抽選会を控える中、世界ランク12位以内を目指す同13位の日本代表。

12位の相手と敵地で迎える一戦に向け、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「勝利して、よりチームを引き上げたい」と腕をまくる。

 今秋の大一番前には、代表92キャップで主軸のFWリーチ・マイケル(BL東京)が「コンディション都合」のためチームから離脱。この日指揮官は「ふくらはぎのケガ」と明かした。「週のあたまにどうにかやろうとしたが、メディカル的に37歳に奇跡も起きず。どうにもならないケガだった」。大きな痛手となったが「一つよかったのは、若手選手が、彼にチームから離れないでくれと言いに来たというところで、彼自身が感銘を受けていた。それはチームとしていいなと思う。あとはジャパンのために、みんなが必死に戦うだけ」とうなずいた。

 日本は10月のオーストラリア戦を15―19の接戦で落とすと、南アフリカ戦(7―61)、アイルランド戦(10―41)と大敗。リーチらFW陣を欠くが、一方で新たに代表資格を得た208センチのロック、ホッキングス(東京SG)ら初キャップに挑む選手も名を連ねた。「全ての試合が大事で、無駄な試合はない。本当にランキングなどは考えていなくて、一戦一戦戦う、相手にどう仕掛けるか、どう強みを消すかに集中している。

ランキングなどの話に関しては、記者の方たちが話題にしてもらったらいい。チームとしてはそこは全く気にしていない」とジョーンズHC。一戦必勝で残す2試合に挑む。

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