ドジャース大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)、全米野球記者協会(BBWAA)会員の投票による今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出された。発表したMLBネットワークの番組には愛犬のデコピン、真美子夫人とともに出演して喜びを分かち合った。

 エンゼルス時代を含めて、23年から3年連続4度目の受賞。3年連続受賞は2001~04年に4年連続で受賞したバリー・ボンズ(ジャイアンツ)以来2人目で、4度目受賞も7度のボンズに次ぐ史上2位となった。大谷を上回る56本塁打、132打点で2冠王だったカイル・シュワバー外野手(フィリーズ)との事実上の一騎打ちを制した。今季の大谷は自己最多を更新するリーグ2位の55本塁打を放ち、102打点、打率2割8分2厘で、OPS1・014はリーグトップ。投げても14登板で1勝1敗、防御率2・87で、47回で62三振を奪った。

 2年連続ワールドシリーズ制覇&MVPも1975、76年のモーガン(レッズ)以来2人目。圧巻の活躍となってきた。来季は、23年以来3年ぶりに開幕から投打の二刀流でフル回転することが予想されるシーズン。大谷は来季以降への個人の目標を問われると「具体的な数字と言うよりも、まず1年間健康で回れた先にどれくらいの数字が残るのかなと言う目標というか楽しみという感覚が強い。1年間まずはフルで回ってみないことには分からないというのもある。ここ数年、打席ではそれが出来ているので、当たり前というか、出続けることは大変なことですけど、そういう所をしっかりやればおのずとそういう数字は出てくると思う。まずはそれを目標にするというよりは楽しみにしたいなと思っています」と口にしていた。

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