米野球殿堂、今年の時代委員会の投票結果はウインターミーティングの初日に当たる12月7日19時半(日本時間12月8日9時半)に発表される。

 今年の時代委員会の殿堂入り投票は「現代野球の選手」として、主に1980年代以降に活躍した選手が対象。

薬物使用疑惑もあって今年イチロー氏が入った全米野球記者協会投票で当選できなかった歴代最多の通算762本塁打したバリー・ボンズ外野手と通算354勝のロジャー・クレメンス投手のほか、通算473本塁打のカルロス・デルガド一塁手、2000年MVPのジェフ・ケント二塁手、通算打率3割7厘のドン・マッティングリー一塁手、2年連続MVPのデール・マーフィー外野手、通算509本塁打のゲーリー・シェフィールド外野手、1981年に新人王&サイ・ヤング賞となった通算173勝のフェルナンド・バレンズエラ投手。

 米大リーグ公式サイトは、その中でマーフィー氏への殿堂入り応援キャンペーンが盛り上がっていると伝えている。

 マーフィー氏は本塁打王、打点王を各2度獲得。通算398本塁打、1266打点。1983年には打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプル3をマークした1980年代を代表するスター選手だった。しかし、膝の故障などもあって最終3年間に20本塁打にとどまったこともあり通常の野球殿堂入りでは得票率23・2%が最高だった。2年前の時代委員会でも37・5%で、殿堂入りに必要な75%に遠く及ばなかった。

 マーフィーへの応援サイトには多くのファンや関係者がコメント。ブレーブスで当時の監督だったジョー・トーレ氏は「コーチなら選手として彼をほしがるだろう。父親なら息子として、女性なら夫として、子供なら父親として彼をほしがるだろう。彼についてほかに何が言えるだろう」と絶賛している。

 マーフィーはまた夫人とともに財団を作って貧しい人たちへの援助や、アトランタ・ブレーブスとともに野球発展に貢献、ドミニカ共和国への用具の購入などの野球の国際的普及にも尽力しているという。

 今回はボンズ、クレメンス両氏の殿堂入りなるかだけでなく、マーフィー氏への得票率にも注目したい。

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