◆カープ レジェンドゲーム(29日・マツダ)

 広島の新井貴浩監督が、OBが集結した3年半ぶりの「カープ レジェンドゲーム」で行われた「ホームラン&ヒットチャレンジ」で豪快な一発を放った。

 出場6人の最後に打席に立った指揮官は、4スイング目に左中間にエンタイトル二塁打を放ち、続く5球目を完璧に捉えた。

左翼席に豪快な一発を放ち、右拳を突き上げてスタンドを沸かせた。

 打席に立つ前には、自身と同じくチャレンジに参加していた金本知憲氏に対して「もし万が一、1本でも打ったら来年バッティングコーチをしてもらいたい」と打診した。親交の深い先輩。宣言通りの一発に「すぐユニホームの採寸お願いします。佐々木泰には10番を空けるように言います」と、指揮官。これに対し、金本氏は「冗談は顔だけにしてください」と、必死に拒否していた。

 「レジェンド―」は1975年の創設初のリーグ優勝から50年、被爆80年の節目に「未来へつなぐ 平和への思い カープとともに」と題して実施。「ホームラン&ヒットチャレンジ」には小早川毅彦氏、金本知憲氏、江藤智氏、新井監督の歴代4番が参加。1975年10月15日にリーグ優勝を決めた試合(後楽園)の相手・巨人から中畑清氏、高橋由伸氏も参戦。唯一のサク越えを放った新井監督が優勝した。

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