◆明治安田J2リーグ▽第38節 千葉5―0今治(29日・フクダ電子アリーナ)

 千葉は最終戦で今治に5―0と勝利したが、水戸、長崎に次ぐ3位となり、17年ぶりJ1復帰をかけ、プレーオフに回ることになった。全38節を終え、ともに勝ち点70の首位水戸、2位長崎には、わずか1及ばず。

プレーオフ準決勝では12月7日に、6位大宮とホームで対戦する。

 チーム最年長のFW米倉恒貴(37)は「仕方がない。これが1年間の結果なので。あとまだ(プレーオフ決勝の13日まで)2週間、積み上げられる。もっといいチームができれば」と気持ちを切り替えた。

 水戸と長崎の一方でも引き分け以下に終われば、23年に東京Vが成し遂げた16年ぶりを超える17年ぶりでの最長ブランク昇格が決まっていたが、結末はプレーオフに持ち越し。2007年に八千代高から千葉に加入し、14年のG大阪移籍を経て19年途中に復帰し、クラブ在籍14年目となるベテランは、12、13、23年と3度の昇格プレーオフで敗れた経験を持つ。プレーオフは引き分けの場合、順位が上位のクラブが勝者となるレギュレーションだが「引き分けでもいい、という試合の難しさも知っている。初めてじゃないことは、アドバンテージにはなるのかな、とは思う。ただ僕らはチャレンジャーなので。3位だから、上の立場ではない。ただひたむきに、勝ちに行く。

今年は(J1に)行けるんじゃないか、って思っています」とうなずいた。

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