皆さん、こんにちは。巨人は秋季キャンプから納会と年内の球団行事も終わり、いよいよシーズンオフが本格的に到来しましたね。

 ご存じの通り、今季の巨人はかなり悔しさが残るシーズンになりました。リーグは連覇を目指した中で3位にとどまり、CSも第1SでDeNAに連敗してしまいました。

 個人的には3月28日のヤクルトとの開幕戦で国歌を球場にいる皆さんと一緒に歌わせていただき、試合も5点差から逆転勝利。これはぶっちぎるんじゃないか? という期待があったんですが、やっぱりけが人が多すぎましたね。中でも5月から約3か月戦列を離れた岡本の不在が痛恨でした。4番がいないというのは、ここまで大きいのかと改めて思いました。他にも吉川だったり、グリフィンだったりを故障で欠く時間もあって何と言うか、100%の戦力が整う瞬間が本当に少なかったと感じています。我々もそうですが、選手の皆さんにも不完全燃焼の思いが残ってるはずです。

 来季へ、チームも大きく動いてますね。岡本がポスティングでメジャーに挑戦します。先ほど書いた通り、岡本がいないというのはファンにとってはとても痛いのですが、本人の夢を応援したいと思います。補強という部分ではFAで日本ハムから松本剛が加入したり、助っ人選手を調査しているという話もありますよね。

来年、どんなチームになるのか、今から楽しみです。

 そうなんです。今はどのチームのファンも平等に、来季の希望を膨らませる時期だと思うんです。秋季キャンプの時もそうですし、ここからオフの自主トレではポジティブな記事を多く目にしますよね。打法を変えたらこれだけ長打が増えた! 実績ある選手に教わって何かをつかんだ!といったような。やっぱり明るい未来を感じたい僕としては、希望にあふれたこの時期は好きなんですよ。

 今の巨人っていろんな人にチャンスがあると思うんです。確かに岡本の穴は大きいでしょうが、代わって誰が出てきてくれるのか、楽しみでもありますよね。今季、外野に挑戦した中山なのか、トレードで加入して、たぐいまれなパワーを見せつけてくれたリチャードなのか。いま、オーストラリアのウィンターリーグに参加して存在感を発揮している24年ドラフト1位の石塚だって、一気にブレイクしても不思議じゃない。切磋琢磨(せっさたくま)して、来季は必ず「GIB」。そう、ジャイアンツ イズ バック―。

どこにも負けない強さを取り戻した巨人の頂点奪回が、今から待ちきれません。(タレント・アーティスト)

編集部おすすめ