ハマスタにボールを追いかける子どもたちの歓声が広がった。「第6回野球であそぼうin横浜スタジアム」が29日、横浜スタジアムで行われた。
主催は神奈川県高野連。小学生以下が対象で参加費は無料。スピードガンによる球速測定やストラックアウト、ティー打撃、ノックなどを高校球児と一緒に楽しもうというイベントだ。県高野連の榊原秀樹専務理事は開催の狙いについて「底辺拡大。野球人口が減っているということで、まずは小さい子どもたちにボール遊びをしてもらってその楽しさ、野球を体験してもらって、一人でも多くの子どもたちが小学校や中学校で野球を続けてもらうようにというイベント」と説明した。横浜スタジアムでは初めての開催。滅多には入れないフィールドでの開催とあって、子どもたちは喜々として人工芝の上を駆け回っていた。約900人が参加し「思っていた以上に来てもらったのでうれしいですね。ここに入りたいと思っても、なかなか入れないと思うので」と同専務理事は語った。
この日は“特別ゲスト”が参加。ロッテドラフト3位指名の横浜・奥村頼人投手、日本ハムドラフト4位指名の日大藤沢・半田南十内野手、ヤクルト育成1位指名の川崎総合科学・小宮悠瞳投手、西武育成4位指名の川和・浜岡蒼太投手らプロ入りする4選手に早大進学予定の横浜・阿部葉太主将も参加。子どもたちとキャッチボールをしたり、サインを書いたりして触れ合った。
「あこがれてもらえるような存在になりたいと思うので、しっかり頑張りたいと思います。楽しいですね。子どもたちに元気もらってまた頑張ります」と奥村が言えば、阿部も「今年初めて呼ばれてきたんですけど、小学校の時に甲子園に出るような選手に憧れて野球をしていたので、今は逆に憧れてもらえるような立場になれたんだなと実感しました」と感激していた。
同球場で行われる夏の県大会決勝が超満員になるほどの野球人気がある神奈川県だが、同専務理事は「(野球人口は)減っています。最低でも高校まで続けてもらって、学んだものをどこかで続けてもらいたい。これからも続けていきます。野球が続く限り」と強い決意を示していた。(秋本 正己)










![Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/41Bs8QS7x7L._SL500_.jpg)
![熱闘甲子園2024 ~第106回大会 48試合完全収録~ [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/31qkTQrSuML._SL500_.jpg)